ブログ 日光街道ヘロヘロ旅

旧日光街道を歩いています。

日光道中千住宿 その24

いよいよ西新井大師です。
正式名称は五智山遍照院總持寺
天長3年(826)に弘法大師が関東巡錫の際この地に立ち寄り、悪疫流行に悩む村人たちを救おうと、十一面観音像を彫り、枯れ井戸に安置して護摩祈願したのがはじまり。
お堂の西側にあった枯れ井戸から清水が湧いたので、当地が「西新井」という地名になったそう。(◎o◎)
江戸時代は女人禁制の神社仏閣が多い中、当山は女性の厄除け祈願所だったそうなので、ずいぶん賑やかだったでしょうね。
しかし、年末年始の準備で境内が工事現場のようで、ゆっくり散策する雰囲気ではありませんでした。(^-^;
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当山は古刹だけにお宝がいっぱい。
江戸後期に建立された山門が区指定文化財
境内左手(西)にある三匝堂は三階建ての栄螺堂で区登録文化財
何と!寺宝には、国宝の鋳銅刻画蔵王権現像や重文の絹本着色弘法大師像・絹本着色天台大師像などがあります。
まだほかにもあるけど、詳しくは地元の方にお任せします。(^-^;